こちらは 再生医療・再生医療後お困りごと専門外来ページ です。
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再生医療・再生医療後お困りごと専門外来
過度の内側荷重から生じる変形性膝関節症に対する再生医療の注射は残念ながら手術に代わる根治治療にはなり得ません。
但し、根治はできませんが、強い抗炎症作用を有し、痛みを感じさせなくするため対症療法としては優秀で重症度によりますが、うまくいけば約半年間から1年間痛みを感じないひざになることができます。
しかし、その間にも過度の内側荷重による関節の機械的破壊が続くため、再生医療の注射後に痛みが再発する頃には更に破壊された変形性膝関節症になり、手術をするとしても一段階進んだ重い手術が必要になることがあります。
テレビCMやインターネットに溢れている情報と乖離があるため、信じられないかもしれません。
効果が限定的であるということを認識した上でご納得して高額の費用を払って治療を受けたい方に対しては私達もお手伝いする準備があります。一方、しっかり説明をされず、患者さんが望む効果を示さないにもかかわらず、過度な期待を持って高額な費用をお支払いされている方がいらっしゃるかもしれません。そのような不幸なことが少しでも防げればと、世直しと思って正直に記させて頂きます。
再生医療が手術に代わる治療になり得るならば、医療費を抑制したいはずの国がなぜ再生医療の注射を保険適応にしないのでしょうか。それは再生医療の注射が膝を再生させる能力を示す医学的evidence(根拠)がないからに他ありません。
再生医療とは、体の一部を採取し、製剤として再生して使用するため再生医療という名前がついていますが、少なくとも膝に関しては再生医療の注射で膝を再生させることはできません。
肩とひざの整形外科は再生医療・再生医療後お困りごと専門外来を始めます。
再生医療について十分な説明を受けた上でできるだけ安価に治療を提供するとともに、再生医療を受けて思うような結果が得られなかった患者さんの駆け込み寺になる覚悟です。
また、再生医療を提供している医療機関様で、症状の改善が乏しくお困りの患者さんがいらっしゃった場合、いつでもお気軽にご相談・ご紹介下さい。貴院の大切な患者さんを治るまで真摯に治療させて頂きます。
可能な限り分かりやすく書きました。最後まで読んでいただければご理解いただけると思います。
患者さんの健康と将来を第一に考え、正直な情報提供を心掛けています。
肩とひざの整形外科
関節が炎症を起こすと炎症性のサイトカイン(炎症のプロセスを開始・促進する伝達物質のこと。)であるIL-1( Interleukin1。白血球間で情報を伝達する物質という意味。Interは間、Leukinは白血球の痛み)やTNFα(Tumor Necrosis Factor。腫瘍壊死因子α)などが細胞に働きかけて軟骨を破壊する成分であるMMP(Matrix Metalloproteinase。Matrixは基質のこと。Metalloは金属のという意味で。※Zn2+がたんぱく質を切除する触媒として働き、Ca2+がMMPの形態を保持する働きをしているMMP自体が金属を含んでいる。Proteinaseはタンパク質分解酵素)を発生させることにより軟骨が破壊され、破壊された軟骨は細胞を刺激し、さらに炎症成分を排出させ、細胞壊死し関節の破壊がどんどん進んでいきます。
再生医療の説明ではこの炎症の流れを断ち切り、関節を再生させることができる?再生医療の薬剤を関節内に投与することで関節が再生すると説明されます。
では、そもそもなぜ関節の炎症が起こったのでしょうか?
その説明が世にあふれている再生医療の説明から抜け落ちています。
アジア人に多い内反膝(O脚)から生じる変形性膝関節症は、過度の内側荷重の結果、軟骨を守る半月板が壊れて、更に内側荷重が強くなり、軟骨がどんどんすり減り、軟骨の下の骨が破壊され、骨壊死(骨が腐ること。骨の弱い女性に起こりやすい変化です。)が生じたり、骨硬化(骨が硬く象牙質化すること。硬くて強いようで力学的にはもろく、強い力が加わると骨が割れて激しい痛みが生じる可能性があります。骨の強い男性に生じやすい変化です。)が生じたりします(逆にヨーロッパ人は外反膝(X脚)が多く過度の外側荷重がかかることにより外側の関節が破壊されることが多いです。私はアジア人とヨーロッパ人との差は股関節の形態から来ているのではないかと考えています。)。
その状況で関節内の炎症を再生医療で断ち切ったとしても、関節を守る半月板や軟骨をすり減らし、軟骨の下の骨を破壊・壊死(腐ること)させるような過度の内側荷重が改善しない場合、機械的な関節摩耗を改善させることはできません。関節が機械的にダメージを受けて何度でも炎症が再現されるため関節の破壊の進行を止めることができません。



但し、再生医療の注射は強力な抗炎症作用を有するので、半年程度炎症を抑えることができるので、半年間から1年程度は痛みを感じにくい状態になりますが、痛みが感じないときにも過度の内側荷重による機械的な破壊は続くため、痛みが再発する頃には更に変形が進行した関節となります。変形性関節症が末期に至る前であれば、過度の内反アライメントを正常なアライメントに矯正する膝周囲骨切り術・脚矯正術で膝を温存することができるのに、痛みを取り除く効果が半年間から1年程度しかないことを知らされず、本当に膝が再生すると考えて再生医療を受けて膝を温存するチャンスを逃し人工関節手術を受ける方をたくさん診てきました。
それを理解した上で変形性膝関節症に対する再生医療の注射をしたいと希望する患者さんに対しては、患者さんの希望に合わせて保存治療も徹底的にお付き合いすることも当院の使命であると考えていますので、再生医療の注射を行うことが可能です。
再生医療の注射治療は、製剤をつくるコストが高く、有効性に対するevidenceも確立しておらず、根治治療にもならないため、保険診療では認められていない治療であり自由診療(保険が効かない自費診療)となります。当院では根治する治療でないものに高額のお金を請求することが本意ではないためできるだけ安価に再生医療の注射を提供する準備をしております。ご希望の患者さんはご相談下さい。
手術は保険診療かつ高額医療費制度を使用できるので、再生医療の注射治療より自己負担が安くなることが多いです。国民に膝を温存してもらい健康寿命を延ばして欲しいという国の願いだと考えています。
| 項目 | 詳細 | 料金 |
|---|---|---|
| 細胞醸成液注射 | 強い抗炎症作用を要する細胞醸成液。脂肪幹細胞移植の治療も結局は細胞醸成液に含まれている成分が有効成分である可能性さえあります。 | 60,000円 (税込み・血液検査料込み) |
| PFC-FD | Freeze dry製法をすることで凝縮し、組織修復に関与する成長因子を従来のPRP注射の2倍含むPRP注射。また痛みや腫れの原因となる白血球などの細胞成分を除去しているため、従来のPRP療法よりも注射後の反応痛などの合併症が少ない傾向にあります。注射1回分になります。 | 100,000円 (税込み・血液検査料込み) |
| PFC-FD2.0 | PFC-FDの成長因子を更に高濃度にして効果を高めたもの。副作用の少なさはPFC-FDのまま、効果がましたもの。注射2回分になります。 | 160,000円 (税込み・血液検査料込み) |
事前の血液検査で感染症(HIV、肝炎等)が陽性の場合は、作製・治療ができません。製剤が作製できない場合も血液検査費用はご負担いただきます。(税込み 15,000円)
患者さんの健康と将来を第一に考え、正直な情報提供を心掛けています。