リハビリテーションについて|名古屋市中区の整形外科 - 肩とひざの整形外科

〒460-0011 名古屋市中区大須4丁目10-40 カジウラテックスビル1階
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リハビリテーションについて

リハビリテーションについて|名古屋市中区の整形外科 - 肩とひざの整形外科

はじめに

リハビリテーションについてどのように感じていますか?何か痛いことされるのではないかと考えていませんか?
当院ではできるだけ痛みを伴わずに行うことに専念しています。そのため、痛いときは遠慮せずに担当者にお伝えください。

リハビリテーションとは

リハビリテーションとは

もともとはラテン語で、re(再び)habilis(適する)からきています。病気やケガにより生じてしまった不自由(障害)に対して、元の生活に戻れるよう支援することや、障害を持っていてもその人らしい生活ができるよう支援することです。

こんな症状ありませんか?

  • 手や足が痺れる
  • 膝にうまく力が入らない
  • 膝が安定しない
  • 肩が痛い、あがらない
  • スポーツ障害がある
  • 首や腰が痛い
  • 関節が痛い
  • 体を動かすと痛みが走る
  • 歩きにくい
  • 階段の昇り降りが辛い など

対象となる整形外科疾患

下記の症状がございましたら、当院へご相談ください。

  • 外傷(骨折、捻挫、脱臼、靭帯損傷など)
  • 関節疾患(五十肩、変形性関節症など)
  • スポーツ障害(スポーツで生じた痛みや外傷など)
  • 脊椎、脊髄疾患(椎間板ヘルニア、しびれ、神経痛など)
  • その他(骨粗鬆症、関節リウマチ、腰痛、肩こりなど)

当院のリハビリテーションについて

当院のリハビリテーションについて

リハビリテーションといえば電気治療(物理療法)のイメージもあるかもしれないですが、当院ではリハビリスタッフ(理学療法士)がマンツーマンで行う、運動療法を主に行っております。 運動療法というのは、確立した運動メニューをこなすだけではありません。セラピストと一緒に症状がある部位の原因追求をしていくことはもちろん、患部以外の関節も含め、姿勢や動作を確認しながら、何が症状に繋がっているのかを隣接の関節を含めて全身的に評価し病態を捉えることで、一人ひとりに合わせたリハビリプログラムを行い、痛みや機能の改善を目指していきます。 他の病院で原因がはっきりしない症状がある場合も、適切な治療を選択できるように、当院の医師と理学療法士とで連携して病態を追求していきます。

運動療法について

理学療法とは、リハビリテーションにおける治療法の一つで、ケガや病気、加齢や障害により運動をするための身体運動機能が低下してしまった方々への基本的な運動機能の改善や維持をするために行われる治療法です。 『肩関節』は当院の最も得意とする関節のひとつです。 肩関節というのは狭義の意味では上腕骨と肩甲骨からなる関節ですが、広義の意味では肩甲上腕関節(いわゆる肩関節)、肩鎖関節、胸鎖関節からなる解剖学的関節と、肩甲胸郭関節、第2肩関節からなる機能的肩関節で構成されています。 多くの関節の機能により正常な動きを保っているため、どこかに動きの制限や痛みがあると本来の機能を発揮できなくなります。よってどこで痛みを生じているのか、痛みのきっかけを作ってしまっている部位はどこなのかを同定しリハビリしていくことが大切になります。また発症から日が浅い時期や術後早期(急性期)は、痛みも強く、患部の安静が必要ですが、患部以外の部位にできるリハビリを始めることでなるべく硬さを作らないようにすることも大切です。 急性期を過ぎて硬さができている拘縮期の場合には積極的にリハビリを行い、関節の動きの拡大を進めていきます。 特に肩関節では、肩甲骨の動きを取り戻すことが大切となります。肩甲骨が的確に動くようになれば、肩の負担は大きく軽減します。さらに痛みも軽減するようになります。しかし、多くの方が肩甲骨の動きが乏しくなっています。肩甲骨を自由に動かくことができれば、肩関節の回復の第一歩となります。

各疾患の説明

五十肩(肩関節包炎)

五十肩とは肩関節包(上腕骨頭を包む袋)の炎症により、痛みが生じる疾患です。

疼痛期、拘縮期、寛解期の3つの病気が順番に訪れるのが特徴です。

クリニック受診する方は、疼痛期の終わり拘縮期(痛みが強く、肩も硬くなっている状態)に訪れる場合が多い印象です。

1:疼痛期
疼痛期は激しい痛みも出現して思うように肩が動かせないこともあり、症状が強い方は夜間に痛みがでて寝られない方もみえます。そのような時期には、患部の安静や、関節内注射や内服など関節包の炎症を抑え、痛みのコントロールをすることが肝要です。 激しい痛みが生じる疼痛期でも適切に治療することで痛みから解放されることが可能です。 リハビリでは、寝る姿勢や、普段の生活の姿勢や動作の工夫もしながら、患部に負担をかけない方法をお伝えしながら、患部の周りのリハビリを進めていきます。
2:拘縮期
関節包の激しい炎症による激しい痛みが続いた疼痛期が落ち着くころには、炎症の場であった関節包が硬く縮こまり動きの制限ができてくる拘縮期になります。 この時期になると関節包の硬さによる動きが制限だけでなく、周りの筋肉も硬くなっている方も多くみえます。それらの組織を積極的に動かして柔らかくし、組織間の滑りを獲得することで関節の動きを改善させていきます。 このような状態に対して、当院では患部へのリハビリはもちろん、肩甲骨の動きや姿勢を矯正させていきます。
3:寛解期
動きの制限が取れてくると、症状は緩解することが非常に多いです。 拘縮期から寛解期にかけてリハビリを行わなくてもある程度の動きを再獲得できますが、完全に回復しないことが研究で明らかになっています。一方、この時期に適切なリハビリを行うことで元の肩の動きを獲得できることも研究で明らかになってきました。
まとめ

『五十肩は放っておけば治る』というご家族やお友達もいらっしゃるかもしれません。放っておいてもある程度は直りますが、疼痛期には、適切な関節包の炎症を抑える治療、拘縮期には適切なリハビリをすることで、最も痛みが強いときの苦しさを避け、治ったときにより良い肩の動きを再獲得するためにリハビリをすることでつらい五十肩の症状と後遺症を最低限に抑えることができます。

『五十肩は放っておいてもある程度治るが、当院で治療すればもっと楽にもっと良く治る』ということを伝えていきたいと考えています。

また、五十肩は手術をしなくても98%は回復します。一方、2%の方は手術が必要となります。五十肩の中にはリハビリテーションや自然治癒では治しきれない、頑固な癒着が肩関節周りにみられる方がいます。この場合、手術によって癒着を剥がすことで、痛みが解放され快適な日常を取り戻すことができるようになります。

腱板断裂

肩関節には関節の安定化のために4つの腱板(腱が板状になっているもの)があります。この中の腱板の一部または複数に断裂がある状態が腱板断裂です。外傷がきっかけで断裂する場合と、加齢により徐々に薄くなり最終的に断裂してしまう場合があります。働き者の方がなりやすい疾患です。 自力で腕を挙げることが困難となり、また腕を挙げていく途中で鋭い痛みが出ますが、反対の手で支えると挙げることができるのが腱板断裂の特徴です。腱板断裂の痛みは腱板の表面の肩峰下滑液包炎による痛みであり、急性の場合は患部の炎症の沈静化させるため、安静も必要ではありますが、動かさない間に関節が硬くなってしまうことも大いにあります。 そのため当院では患部に負担をかけずに、関節の動きを維持させておきます。特に肩甲骨の動きが制限されていると、症状の悪化に繋がる可能性あるため、動きを良くしていく必要があります。他にも残された腱板の機能を高めておくことで、たとえ症状の改善が得られず手術に至ったとしても、手術後の回復が非常に早く楽になることが多いです。

肩関節脱臼(反復性肩関節脱臼)

外傷により肩関節(上腕骨頭)が脱臼してしまう疾患です。脱臼は整復して戻せますが、戻せたらすべてが治った訳ではありません。脱臼するときに、関節を支える組織である関節唇(関節を支える土手、ゴムパッキンのような構造)や上腕骨頭を覆う袋である関節包の損傷が伴っている可能性もあります。また脱臼する際に骨の損傷や骨折を伴うこともあります。患部の損傷の程度により肩関節に緩さが残ってしまい、僅かな外力でも一定の動きをすると知恵の輪が外れるように再び脱臼してしまう状態や生じてしまう方もみえます(肩関節不安定症・反復性肩関節脱臼)。特に外転+外旋の動きで脱臼や脱臼しそうな怖さ、痛みが生じる方が多いです。 患部の安静も必要ですが腱板断裂と同じように安静にしているうちに硬さができてしまうと、肩が動かしにくくなってしまいます。またその硬さにより患部へ負担をかけてしまうこともあるため、硬さの予防や安定化を図ることが必要です。脱臼時の損傷の程度が強い方、関節の不安定性が残存してしまっている方や、早期のスポーツ復帰を望む方には、手術により安定性を獲得する方法もあります。腱板断裂と同じように、症状の改善が得られず手術になった場合でも、少しでも機能改善をした後で行うことで、手術後の回復が早く楽になることが多いです。

『膝関節』は当院の最も得意とする関節のひとつです。 膝関節は大きい関節で、大腿骨と脛骨からなる大腿脛骨関節と、膝蓋骨と大腿骨からなる膝蓋大腿関節によって構成されています。大腿脛骨関節は、膝の曲げ伸ばしによる広い可動域と、体重を支える安定性という対照的な役割が必要とされています。大腿骨と脛骨の間には、膝の骨を守るクッションのために重要な半月板や関節軟骨がありますが、これらを長持ちさせるには、膝関節をしっかり伸びるようにすることが大切です。また日々の生活では曲がらないと、歩行や階段で困難になることもあります。筋肉の柔軟性や筋力も獲得しながら、可動域と安定性の両立を目指していきます。膝蓋大腿関節は、膝蓋骨の動きが重要になってきますが、大腿四頭筋の硬さが出てくると膝蓋骨の位置が偏ることや、動きづらくさがでて、痛みを引き起こすことがあります。また外傷などにより膝蓋骨脱臼の既往がある場合には、膝蓋骨が不安定になっていることもありますので、筋肉の柔軟性と筋力のバランスを整えていく必要があります。体重を支える関節になるので、動作のチェックをしながら、隣接関節(足関節や股関節)の影響も一緒に確認しながらリハビリを進めていく必要があります。

前十字靭帯損傷

膝関節の安定化に必要な靭帯の一つである前十字靭帯の損傷(断裂)です。スポーツなどで切り返し動作や、着地動作の際に膝を捻って受傷することが多いです。受傷後は患部の腫れや、痛みは発生し、落ち着いてからも歩いている時に膝に力が入らずカクッとなってしまう膝折れが生じることがあります。そのまま放置してしまうと二次的な半月板損傷が発生し、変形性膝関節症へ進行してしまう場合があります。断裂した前十字靭帯は保存的に修復されることはないので手術(前十字靭帯再建術)が必要になります。術後は再建した靭帯に負担をかけないように、関節の動きを出していきますが、前十字靭帯の損傷を引き起こしやすい動きがあるため、リハビリで運動動作のチェックを行い、癖の修正や筋力強化による再発予防までを行うことが重要になります。また手術前に、関節可動域を獲得や筋力を維持しておくことで術後の経過が順調に進みますので、術前のリハビリも重要となります。

半月板損傷

膝関節の骨の間に存在し膝の骨を守るクッションの役割をしているのが半月板です。膝を捻って受傷する方や、長年の膝関節へのストレスで徐々に発症する方があります。損傷の仕方や程度によって症状は異なりますが、進行すると損傷した半月板が関節にはまり込んで膝を動かせなくなる状態(ロッキング)になることもあります。

損傷の程度が軽度の間は、半月板へ負担をかけないように、周りの筋肉の柔軟性や筋力トレーニングを行い関節の動きを調整することで症状の改善を狙うことができます。引っかかりが起きてしまう場合や、痛みが続く場合には、手術を選択することもできます。早期に適切な治療が行われることで、将来的な変形性膝関節症への進行を遅らせることも期待できます。

変形性膝関節症

膝関節は歩行や階段など常に負担がかかっている関節になります。変形性膝関節症の中にも骨の変形が軽度な方から高度な方までみえます。変形性膝関節症の痛みには関節内の痛みだけでなく、不安定な膝関節を支えようとして周りの筋肉の痛みを伴っていることも多くあります。膝関節の動きを拡大し、筋力の改善をすることで膝関節が安定してきます。安定化すると筋肉による痛みの軽減や、関節への負担を変形の進行を遅らせることも期待できます。症状の改善が乏しい場合は、その方の変形の程度や活動性に応じた手術の選択もあります。手術をする場合にも、手術前にリハビリを行い動きや筋力を獲得しておくことで手術後の経過が楽になることがあります。

膝蓋骨脱臼

ジャンプ着地などで発生し膝蓋骨が外側に脱臼してしまう疾患で、特に若い女性に多いですが、屈強スポーツマンの男性にも強いエネルギーでの損傷では生じます。

脱臼後に整復されても何度も脱臼をくりかえす反復性膝蓋骨脱臼になってしまったり、常に膝蓋骨が外側に寄った状態(亜脱臼)になったりすることがあります。繰り返しの脱臼や偏ったままになることで膝蓋骨と大腿骨の間の軟骨の摩耗が早くなることもあります。生まれつきの骨形態で脱臼しやすい方もみえますが、一度脱臼することで膝蓋骨を内側で支えている内側膝蓋大腿靭帯を損傷してしまうこともあります。不安定感が強い場合には、手術により安定化を狙うことも可能です。リハビリでは、膝が内側に入る動作の修正や、膝蓋骨につながる大腿四頭筋の硬さや筋力のバランスを整えることで再脱臼の予防をしていきます。

Anterior Knee Pian(膝関節前面部痛)

膝関節の前にあるお皿(膝蓋骨)周辺で痛みを生じる障害です。膝関節前面の痛みといっても膝の前を支える筋肉(大腿四頭筋)の使いすぎ(オーバーユース)で生じている場合や、膝蓋骨の下にある膝蓋下脂肪体の炎症や硬さによって生じている場合、関節軟骨の摩耗による痛みの場合など原因が様々あります。オーバーユースによって生じている場合は、筋肉の硬さ・筋力に対してのリハビリだけでなく前後の筋肉のバランスを整えていくことが必要です。そのため動作もチェックしながら広く診て、進めていくことが必要です。膝蓋骨と大腿骨の間で摩耗が生じて滑膜炎を引き起こしている場合には、膝蓋骨が動きを制限している組織を同定し、ストレスなく動けるようにしていくことも必要ですが、原因がそこだけでなく膝の捻れによって生じてしまっていることもあります。歩行などの動作や、関節の動きを確認しながら、正しい関節の動きを誘導していきます。

手術後のリハビリテーション

手術後のリハビリテーション

当院では術後のリハビリも行えます。術後のリハビリの経験が豊富な理学療法士が術後の身体の状況に合わせて、リハビリを行い、日々の生活の手助けを少しでも出来ればと考えております。手術方法にも様々ありますので、手術の情報がわかる資料お持ちの方は是非ご持参ください。